今回の日曜日の「ザ・ノンフィクション」は、東日本大震災にあった小5の男の子と小6の女の子の10年を振り返る前編でした。
「帰りたいけど、帰れないふるさと」
「ずっとみんなと一緒にいたかった」
10年経って成人した二人の心境の変化。
なんか奈良を思い出し、重なった。
自分は震災とかじゃなくて、自分で選んだ道で「ふるさと」を離れたけど、23年経つと今は帰りたいと思うその心境は2人と同じかなあと共感した。
娘も旭川から札幌へ行き、帰ってくると「あ~、やっぱりふるさとはいいなあ。」と言葉に出す。
奥さんは、旭川から出たことがないから、ふるさとの実感がない。
でも、実家が近くにあって、職場も近くにあって、友達ともすぐ会える環境はうらやましいなあと思う。
自分が奈良に帰るのも5ヶ月を切った。
帰れないわけじゃなかったけど、帰らなかったあの時。
今になって帰りたいとひしひしと思う。
そして帰れるんだという喜び。
別に旭川が嫌ではないけど、やっぱり奈良がいい。
猿沢池から望む五重塔の風景に早く行きたい。
ふるさとを離れた者にしかわからないこの感覚。
元気なうちに「ふるさとに帰りたい」と気づき、それに賛成してくれた奥さんや娘、両親に感謝したい。。